12/6 ライブ告知

リハなんとか乗り越えまして


明日ライブです。


以下夏目さんのブログより参照。



2009年 12月6日(日)『ZOOBOMBS tonite..WE ARE "THE BEST"TOUR 2009』

12.06sun. 東京吉祥寺GB

会場:吉祥寺 ROCK JOINT GB


出演:Apples i-y-o Cosmoswitches


main act:ZOOBOMBS !!!!! king of ROCK from jp


OPEN :17:00
START : 17:30
(僕等はトップです)
ADVANCE : 2500yen
DOOR : 3000yen

  1. 1D 


INFO : 吉祥寺RockJoint GB0422-23-3091



AIYOC member>>>
夏目現:conduct,vj
猫沢エミ:percussion,vocal
三谷峰生:electric-violin
糸永衣里:viola
板東真由美:cello
坂和也:keyboad
中村賢治:alto-sax
高橋保行:electric-trombone
池澤龍作:drums
Kanecomb:vj,cg
柴田恵美:dance
鈴木清貴:dance



Set list (予定)>>>
1_cp1 "無重力/夢の時代" (インプロ)
2_cp3 "Long Blond Hair/原初の夜" (新曲)
3_"+maened-opheus-theia"(インプロ) et "氷山の豪華客船/いかりを虫喰う細菌"
4_cp6,scherzo_"Te-Hine-Nui-Te-Po (大いなる夜の婦人)" (新曲)
5_cp-1 "無重力/何処でもない場所"(インプロ)
6_cp9_"Māui/Sentiment du la transcendance(超越の感傷)" (新曲)
7_"永劫回帰/未来の林檎"



<概要>


ユニット名_Apples i-y-o Cosmoswitchesについて
_Applesとは、アダムとイヴのりんご、原罪。
_Cosmoswitchesとは、Cosmo-switchesだと都会のスイッチ達、Cosmos-witchesだと宇宙(カオスの反意語)の魔女達。
_i-y-oとは、i=in、y=there(仏語)、o=out、でありポリネシアの神iyoの解体形。
_iyo(イオ)について
ポリネシアの宇宙起源神話に於ける最初の神。混沌と二律背反する原初の想像神でもある。
イオと呼ばれる無人格の神がその気息によって宇宙の実態を創ったとされる。
イオは世界の塊であり、主体であると共に客体である。
なお、ギリシア神話におけるIO(イーオー)はゼウスに務めた女神官である。
_総合すると、appleとcosmoswitchesがy(=そこ)を行き来(in、out)する世界(iyo)をコンテンポラリーミュージカル(過去から現代までの要素を詰め込んだ音楽、映像、身体表現)によって、次なる世界観を探るユニットです。




原初の夜のイメージ(Long Blond Hair副題と無重力インプロ)
〜混沌とiyoが創った世界の起源(ポリネシア神話)


初めに虚無があり、第一の虚無、第二の虚無、第三の虚無、広大な虚無、より広い虚無、しなびた虚無、何も持たない虚無、喜ばしい虚無、しっかり固定された虚無、夜、ぶら下がった夜、漂う夜、うめく夜、騒がしい眠り、娘、夜、夜明け、永続的な日、明るい日、空間が続いた。
この空間の中に形無い二つの存在、湿(男性)と天の大きな広がり(女性)が生じた。これらから諸天は生まれ、大地の基盤パパを妻として諸神を生んだ。
_Long Blond Hairとは、これらの虚無の夜のスープ状態の宇宙の中に一筋の金髪が流れ、不吉な事象の発生の予感と共に、生まれ抗うイメージ。
_無重力インプロとは、 "無重力/夢の時代" においては、その混沌から一人一人が世界を創造する予感、生み出す力。 "無重力/何処でもない場所"は、夢の時代で創った世界を破壊し、新たな虚無を生み、再創造の予感を残す。




Hine-Nui-Te-Po(ヒネ・ヌイ・テ・ポ)について


イオの出現により混沌の中で宇宙が磁気を帯びて性の区別ができ、パパ(大地である母)とランギ(男性である天)が生まれ、その二人から人格神たちが生まれる。
その中の1人、タネ(日本神話におけるイザナギ)は、砂と粘土で最初の女ヒネを創り結婚する。
しかし、ある日ヒネは自分の夫が父であることを知って恥じ、地下の世界に逃げ込み、そこで大いなる夜の婦人=ヒネ・ヌイ・テ・ポとなり冥界の女王となる。
以来、世界に死が持ち込まれ、ヒネ・ヌイ・テ・ポは生者を彼女の王国に引き寄せることに没頭する。



マウイ(Māui)について


ポリネシア神話における一番の英雄。
マウイの誕生は事故として描かれている。マウイを早産した母親は、月足らずの子の不吉な力を恐れ、大海に投げ込む。祖父である太陽が半死状態の赤ん坊を助けて、自分の王国に連れてゆく。彼は青年になるまでそこで過ごし、神としての教育を受ける。その後、大地に戻ったマウイは母に認知をして貰いしばらくそこで過ごすが兄弟達とそりが合わず、人間の所で暮らすことにした。
言う成らば神からの落伍者マウイは辺境の地である人間の土地を、時に神に背きながらも住みやすい環境へと整備してゆく。速過ぎる回転をする太陽の神をモリでつついて遅くしたり、狭過ぎる空を父親に代わって槍でつついて押し上げたりと、ヤンチャぶりを発揮しながらも、父越えを果たし、人間界の英雄となる。
英雄となったマウイはついに人間の最大の敵である“死“=ヒネ・ヌイ・テ・ポ (彼の祖母)を退治しようと冥界へと下る。巨大な魔女を相手にマウイは鳥達を従え共に挑む。冥界に下り、ヒネ・ヌイ・テ・ポが眠っているのを見ると、彼は仲間の鳥達に沈黙を守るように言い、服を脱ぎ、彼女のまたに潜り込んだマウイは、子宮に潜む死を打ち負かす為、中に入り込もうと試みる。しかし、巨大な体内にマウイが半分呑み込まれている珍妙な光景を見て、一羽の鳥がどっと吹き出してしまう。直ちに女神は目覚め、英雄を真っ二つに殺す。
この失敗によって人間の運命が決まった。人間は第二の生を受けることが永遠にできなくなってしまった。つまりマウイはファザコンは克服してもマザコンは克服できず、ある意味でインセストの否定にもつながっている。
しかしながら、大いなる女神の股間に男根をおったてたマウイは驚愕するに値す男である。


参考文献:『無文字民族の神話』『世界神話辞典』